
インドネシア・ジョグジャカルタ市。王宮(クラトン)を 囲む
ように作られた古都には美しく輝く”黄金の繭”を生出す野性
の蚕(クリキュラ)が生息しています。
従来”黄金の繭”は
なかなか見つけ出すことができない幻のシルクとして珍重されていました。
しかし、その経済効果を重視したジョグ・ジャカルタ王室”
カンジェラ・ラトゥ王妃”の命により、国立ガジャマダ大学を
中心とした国家規模のプロジェクトチームが結成され、安定的
な供給と品質の向上のための研究が進められています。
”クリキュラ”は養蚕とは異なり、厳しい自然環境の中でさなぎ
を守るために 繭(シルク)の組成成分が非常に特徴的であり、
服飾をはじめとした繊維素材だけでなく、その優れた美容効果
が注目をあびています。

幻の野生蚕である”クリキュラ”から作られる黄金に輝く絹糸(シルク)はただ金色
の輝きを放つだけではありません。
そのシルクは厳しい自然環境に適応するため
に通常の養蚕シルクに比べて、”多孔性”(多くの空洞がある)であることが右の
通常の絹糸の断面図 写真からもおわかりいただけると思います。
さらにそのシルクを形成する成分には高い保湿性と紫外線防止を持つセリシンが豊富に
含まれている事が分析の結果明らかにされています。
もちろん、シルクにはその肌触りの”なめらかさ”を特徴とする”フィブロイン”も
豊富に含まれているため、天然の美容液成分としては理想的と言われています。


